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職務経歴書の職務要約の書き方・注意点【例文あり】

職務経歴書の書き方

ここでは職務要約について少し書きたいと思います。が、、職務要約って何?というのが皆さんの反応ではないでしょうか。

実は職務要約は重要なんです。ここを疎かにすると、書類選考や面接で損をします。

そこで、今回の記事では、職務要約の書き方・注意点を例文を交えながら解説しました。

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職務要約とは

「キャリアの棚卸しをしよう」でご説明し、既に皆さんが行った(と思われる)今までの職歴の棚卸し作業。

そこから会社と職種、行ったプロジェクトの結果などを簡単にまとめたものを「職務要約」と言います。

文字数でいえば300字程度が妥当と言われています。理由は「簡単に読めて、応募者がポジションに合うかどうか人事担当が判断できやすくするため」です。

種類は2つある

実はこの職務要約は職務内容と同じように時系列で書く編年体式と、経験をまとめて書くキャリア式の2種類があります。

編年体式で書く場合は転職経験や異動経験が少なかったりする場合に向いています。一方で、キャリア式で書く場合は転職回数が多かったり、複数の分野を経験している場合に向いています。

また職務内容をキャリア式で書く時に、どのように経験・スキルを積んでいったのかプロセスが分からないというデメリットがあります。その際に、職務要約はキャリア式で書かずに、編年体式で書くことで対処することができます。

職務要約の書き方

職務要約の書き方は、一般的な編年体式だと、学歴(最初のみ)、勤務先、職種、仕事内容の詳細、成果・実績で書きます。

転職している人は、その分だけ繰り返せばOK。

キャリア式だと複数の書き方がありますが、一例としては、学歴(最初のみ)、職種・分野、A社での仕事内容の詳細・実績、B社での仕事内容の詳細・実績で書きます。

では、具体的には何を書けばよいのでしょうか。先ほど行ったキャリアの棚卸しを使って、編年体式の例を以下にまとめてみましょう。

職務要約の例文(編年体式)

XX高等専門学校卒業の後、M株式会社で営業として合計xケ、総額約120億円のプロジェクトの受注からカットオーバーまで携わりました。特筆すべきは「顧客業務最適化コンサルプロジェクト(10億円/年)」であり、新規顧客であったE社に足かけ5年通い口説き落としました。
後、R社にプロジェクトマネージャーとして転職し、データーセンタ構築プロジェクトなどのプロジェクトマネージャーとして携わり、原価も当初の見積より20%押さえることができ、納期も1カ月短縮して終了することができました。多数のステークホルダーがいたために調整が非常に困難でしたが、大きな問題もなく終了できたため、社長賞を頂きました。

例文の解説

職務要約の書き方でも述べた通り、例文も、学歴(最初のみ)、勤務先、職種、仕事内容の詳細、成果・実績で構成されています。

■1社目
学歴:XX高等専門学校卒業
勤務先:M株式会社
職種:営業
仕事内容の詳細:総額約120億円のプロジェクトの受注からカットオーバーまで携わりました。特筆すべきは「顧客業務最適化コンサルプロジェクト(10億円/年)」であり
実績・成果:新規顧客であったE社に足かけ5年通い口説き落としました。

■2社目
勤務先:R社
職種:プロジェクトマネージャー
仕事内容の詳細:データーセンタ構築プロジェクトなどのプロジェクトマネージャーとして携わり
実績・成果:原価も当初の見積より20%押さえることができ、納期も1カ月短縮して終了することができました。多数のステークホルダーがいたために調整が非常に困難でしたが、大きな問題もなく終了できたため、社長賞を頂きました。

こうやって、職務要約を分解すると分かるように、あれもこれも盛り込む必要はありません。

これぐらいの塩梅で書くことで、採用担当者の興味を引き付けることができ、書類選考に通過しやすくなります。また、面接でも会話のキャッチボールになりやすいです。

職務要約作成の注意点

いかがでしょうか。これならば書けそうな気がしませんか?

ここで、注意点が3つあります。

  • 嘘は書かないこと
  • 具体的な事実を用いて人事担当が想像しやすいように分かりやすく書くこと
  • 職歴が多い人は無理に300字に抑えなくてよい

です。

嘘は書かないこと

業界は意外と狭いもの、どこの人がだれと知り合いか分かりませんので、嘘はすぐにばれてしまうものと思ってください。

事実、私の会社で「ヒラ」だった人が他社に転職する際「X社にて管理職」と書きその確認が私のところに来たことがあります。

たまたま他社の人事担当が私の学生時代の友人であったため起こってしまった不幸でした。(最も、その質問については「答えられないので人事課に聞いてほしい」と友人には回答しましたが、、。)

具体的な事実を用いて人事担当が想像しやすいように分かりやすく書くこと

「xxを受注した」だけだと何をしたのかやどのようにプロジェクトに貢献できたのかが全く分からないため敬遠される傾向があります。

もしも、何を強調したらよいのか分からない場合、是非転職エージェントを使ってみてください。

ヒントやアドバイスを惜しみなくくれることでしょう。

>>転職エージェント一覧 に進む

職歴が多い人は無理に300字に抑えなくてよい

職務要約の文字数は、一般的には200~300字で書くという意見が大半です。

しかし、転職回数が4回・5回と多い人は、無理に300字に抑えようとしなくて良いです。むしろ、500字あっても問題はありません。

文字数を抑えて書いてしまうと、書類選考で職務内容を詳しく読み進めてもらえなくなるだけでなく、面接でも自分が聞いて欲しい質問を誘導することが難しくなります。

ですので、無理して職務要約の文字数を抑えるのは止めましょう。

ただし、転職回数が10回などのように異常に多いジョブホッパーの場合は、職務経歴書の枚数がかさんでしまうため、キャリア式のように文字数を抑えて書く必要があることは覚えておきましょう。

職務要約の見本をさらに手に入れるには

職務要約は職務経歴書のテンプレートの中に書かれていることがほとんどです。そのため、テンプレートをダウンロードすれば見本を手に入れることができます。

時々、含まれていないものもあるため、注意が必要ですが、その際は当サイトを参考にして作成してもらうか、他のテンプレートで見本が含まれているものをダウンロードしましょう。