新卒の就職活動の時にも行った企業研究。転職活動ではどのように行えば良いのか悩みますよね。そこで、企業研究の仕方についてまとめてみました。
業界・企業研究の仕方
企業研究は大きく分けて次の3つの方法があります。これらの手段をできれば複数組み合わせて行ってください。
- 紙媒体をチェックする
- Webサイトをチェックする
- 人を介して情報を入手する
紙媒体をチェックする
紙媒体とは、会社四季報、日経会社情報、業界誌、新聞などを指します。
新聞以外は書店でビジネスや金融関係のエリアに平積みされていることが多いです。
見るポイントとしては、会社が好調なのかどうか、どこに注力しているのか、経営者や社員のインタビューを見た印象です。
特に業界誌はコアな情報が集まっているのでおすすめです。
Webサイトをチェックする
Webサイトとは、企業ホームページ、有価証券報告書、転職の口コミサイトなどを指します。
企業ホームページと、上場している会社であれば有価証券報告書はセットで見ましょう。特に有価証券報告書は企業の現在の経営状況はどうなのか、今後どのように経営活動をしていくのかが書かれているので、転職理由や志望動機を作成する際にとても役に立ちます。
転職の口コミサイトは信憑性はどうなの?という疑問はありますが、試しに転職会議やキャリコネで過去に勤めていた企業の口コミをチェックしてみると、ほぼ当たっていました。
見るポイントとしては、類似キーワードです。例えば、「残業が多い」とか「労働時間と給与が合っていない」などのキーワードが多数あれば、この会社は残業が多い会社だと言えます。
同じように、給与や出世、人間関係などを表すキーワードに注目をして、数が多いのか少ないのかを見て、志望先として適切なのかを見極めましょう。
人を介して情報を入手する
人を介するというのは、志望先企業もしくは志望先企業の取引先にいる知人、転職エージェントのアドバイザー、展示会・セミナーの何れかを指します。
この中でも最も有力な手段が、志望先企業やその取引先にいる知人から情報を入手することです。いわゆる、新卒の就活時のOB・OG訪問のようなものです。
なぜなら情報の角度が高いからです。気兼ねなく情報を聞けるというのもポイントですね。
その次におすすめなのが、展示会やセミナーへ行くことです。直接、社員に質問をしたりする機会があるはずなので、貴重と言えます。
もし、そのような知人がいなかったり、展示会やセミナーへ行くタイミングが取れない場合には、転職エージェントに登録してアドバイザーから情報を入手しましょう。
応募書類の書き方アドバイスや面接指導も行ってくれるので、転職エージェントは便利です。
業界・企業研究のポイント
この章では、業界・企業研究で注目すべきポイントとして、次の5つを解説します。
- 企業の強み
- 企業の弱み
- 求める人材
- 力を入れている事業
- 経営の課題・ビジョン
企業の強み
投資家向けのページに企業の強みが書かれていることが多いので、一度確認しておくと良いでしょう。
企業自身が発信している強みだけではなくて、競合他社との比較から読み取れる強みも確認します。
企業の弱み
競合他社と企業の強みを比較する中で、弱みも浮かび上がってきます。
例えば、商品・サービスに注目して、市場シェアやターゲット層で比較して、強い・弱いを知るだけでも、志望動機を作る時の参考になります。
求める人材
企業がどんな人材を求めているのかを知っておかないと、不採用になってしまったり、ミスマッチですぐに辞めることになってしまいます。
求める人材は、募集要項に書いてあることを確認するのはもちろん、事業内容や職種から類推することもします。
力を入れている事業
力を入れているということは、儲かる・儲かりそうだから力を入れているわけです。
そこで、商品・サービスの販売から利益を得るまでの一連の流れを把握しておくと、より理解が深まります。
経営の課題・ビジョン
上場している企業であれば、有価証券報告書を見ると経営課題やビジョンが載っています。
非上場企業はその手段は取れませんが、企業HPや採用ページに経営課題・ビジョンが載っていることが多いので、確認しておきましょう。
キャリアの棚卸しを先にする
いきなり企業研究から入らないことです。なぜなら、キャリアの棚卸しを先にしておかないと、企業研究の効果が減ってしまうからです。
キャリアの棚卸しを先にしておけば、自分の経験と照らし合わせながら企業研究をすることができます。
得られる情報が増えるんですね。
だから、キャリアの棚卸しをしてから、企業研究をするようにしましょう。
業界・企業研究におすすめのサイト
業界・企業研究におすすめのサイトを紹介します。
- 転職会議
- OpenWork
- キャリコネ
業界・企業研究の仕方のまとめ
企業研究の方法は次の3つです。
- 紙媒体をチェックする
- Webサイトをチェックする
- 人を介して情報を入手する
上記の3つの方法を細かく見ていくと、
- 会社四季報、日経会社情報、業界誌、新聞、をチェックする
- 企業ホームページ、有価証券報告書、転職会議やキャリコネなどの転職の口コミサイトを利用する
- 志望先企業もしくは志望先企業の取引先に知人がいれば情報をもうらう
- 転職エージェントに登録してアドバイザーから情報を入手する
- 展示会・セミナーへ行く
などの方法があります。