派遣経験のある人が直接雇用への転職を考えた時に役立つ職務経歴書テンプレートが手に入るサイトをまとめました。
各サイトの職務経歴書テンプレートについて、どうすればもっと良くなるのかという解説と、通常の転職で使われる職務経歴書テンプレートの中からの選び方も交えているので、併せて参考にしてください。
派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートが手に入るサイト
派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートが手に入るサイトを以下にまとめました。
サービス名 | 備考 |
ギークリー | 派遣やフリーター期間が長い人向けの職務経歴書テンプレートがあります。 |
アデコの派遣 | 派遣での就業経験が多い方の職務経歴書テンプレートがあります。 |
エン ミドルの転職 | 派遣社員の職務経歴書テンプレートがあります。 |
はたらいく | 期間雇用が多い人向けの職務経歴書テンプレートがあります。 |
リクナビNEXT | 派遣社員の職務経歴書テンプレートがあります。 |
派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
ここからは、派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説に移ります。
- ギークリーの派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
- アデコの派遣の派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
- エン ミドルの転職の派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
- はたらいくの派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
- リクナビNEXTの派遣社員の職務経歴書テンプレートの解説
ギークリーの派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
ギークリーには、派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートが1つあります。
派遣やフリーター期間が長い人
派遣やフリーター期間の長い人の職務経歴書テンプレートは、応募職種、職務経歴要約、職務内容、アルバイト期間、PCスキル、自己PRという構成になっています。
派遣とアルバイトの両方の経歴がある人を想定して書かれていますが、逆時系列式で職務内容が書かれています。
主にアピールしているのは派遣経験で、職務経歴要約でもそれが書かれています。
残念なのは、どの職種がどれくらいの期間の経験があるのかが書かれていません。
それがあれば、職務経歴要約はもっと良くなるでしょう。
また、自己PRも迫力不足です。
せっかくセールスポイントが冒頭に書かれているのに、それが培われた背景や、その背景の詳細である、課題やどうやって乗り越えたのか、それを応募先でどう活かしていくのかが書かれていません。
これらをまとめて書けば、説得力のある自己PRになるでしょう。
アデコの派遣の派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
アデコの派遣には、派遣での就業経験が多い方の職務経歴書テンプレートが1つあります。
派遣での就業経験が多い方
派遣での就業経験が多い方の職務経歴書テンプレートは、職務略歴詳細、自己PR、職務経歴という構成になっています。
枚数は2枚で、2枚目にスペースがだいぶ空いています。そのため、各箇所でもう少し肉付けした方が良いです。
まず、職務略歴詳細ですが、この形式以外の書き方としては、業務内容と経験年数のみをまとめる書き方もあります。
次に自己PRですが、職務経歴書は形式が自由なので、最初の方に持ってくるのもありです。
しかし、職歴は4社あるわけですから、3~4つぐらいのセールスポイントを挙げて記載するぐらいの積極性が欲しいところです。
その場合、自己PRは最後にまとめて記載すると良いでしょう。
そして、職務経歴欄ですが、人事業務をアピールするキャリア式で書かれています。
このテンプレートで想定されている人物は人事業務の経験が最も長いのでこの書き方は適切です。
エン ミドルの転職の派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
エン ミドルの転職には、派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートが1つあります。
派遣社員(3つの派遣先)
派遣社員(3つの派遣先)の職務経歴書テンプレートは、職務経歴要約、保有資格、職務内容、志望動機という構成になっています。
まず、職務経歴要約ですが、箇条書きで3つ書かれています。これだけでは、アピール不足です。経験年数を加えましょう。
次に、職務内容ですが、「派遣社員として複数の企業に勤務」という形で、3つの派遣先での職務経歴が書かれています。
その中に、会社概要も書かれていますが、資本金と社員数があることで、どれくらいの規模の会社で業務を担当してきたのかということが分かるので、良いと思います。
最後の志望動機ですが、読み進めないと言いたいこと分からないようにするのではなく、最初に、スキルを活かして貢献したいという形にした方が分かりやすくて良いと思います。
例えば、「小規模の組織の中での経理業務に自信があります」という感じです。
はたらいくの派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートの解説
はたらいくには、期間雇用が多い人向けの職務経歴書テンプレートが1つあります。
期間雇用が多い人向け
期間雇用が多い人向けの職務経歴書テンプレートは、希望職種、志望動機、職務経歴、所有資格、自己PRで構成されています。
キャリア式で書かれていて、事務職と接客・販売・在庫管理のそれぞれで派遣の経験をまとめていて見やすいです。
この2つの経験を職務要約の欄を作り、記載すべきです。担当した業務と経験年数、成果が書けるようであれば、それも書きます。
もったいないのは、自己PRです。
箇条書きで「コミュニケーションの能力」と「環境への適応能力」を書き、その下にエピソードを書く形式にすれば、よりアピール度の高い自己PRにできます。
リクナビNEXTの派遣社員の職務経歴書テンプレートの解説
リクナビNEXTには、派遣社員の職務経歴書テンプレートがあります。
派遣社員(総務部、経営管理部)
派遣社員(総務部、経営管理部)の職務経歴書テンプレートは、職歴と自己PRで構成されています。
職歴は、主な業務と工夫した点が書かれていて、分かりやすいです。
自己PRも、「隅々まで行き届く、きめ細かな心配りが得意」とセールスポイントをバチッと最初に書いてから、具体的なエピソードを添えているので、分かりやすいです。
ただし、いきなり職歴から始めると読み進めにくくなってしまうので、冒頭に職務要約があった方が良いです。
例えば、「総務系職種の経験が〇年あります。建設会社では○年間、勤怠管理、備品管理などを担当し、ソフトウェア会社では△年間、伝票整理や備品管理などを担当してきました。」と書くと、採用担当者の興味を引けると思います。
通常の職務経歴書テンプレートの中から選ぶならキャリア式
本来、転職事例は豊富にあるはずなので、転職エージェントがその気になれば、派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートを提供できるはずです。
現状では、転職エージェントのサイトを見ても派遣から正社員へ転換した経験が載っているものはほぼないので、通常の転職の職務経歴書テンプレートを参考にするのがベストです。
そこで、派遣経験者が職務経歴書を書く場合、どのように書けばよいのでしょうか。
人材派遣の場合は派遣先が多岐にわたる場合があるので、会社ごとに職務経験を書いていく職務経歴書テンプレートは向きません。
むしろ、一貫性をアピールできるキャリア式の職務経歴書テンプレートを利用しましょう。
キャリア式であれば、職種やプロジェクトごとに経験をまとめられるので、採用する側も求職者のことを理解しやすくなります。
キャリア式の職務経歴書テンプレートは技術系職種によく見られるので、文系職種の人は技術系職種の職務経歴書テンプレートを参考にしましょう。
マイナビ転職エージェントサーチ
無料会員登録後にお役立ち情報からダウンロードできます。キャリア式で書かているのはソフトウェア・ネットワーク系、電気・電子、機械・メカトロなので、文系の人は自分の経験に置き換えましょう。
PROSEEK(プロシーク)
6つの職務経歴書スタイルに分けて職務経歴書テンプレートが用意されています。その中でも、派遣経験者はキャリア式とプロジェクト式をダウンロードしてオリジナルの職務経歴書を作成しましょう。
- 派遣から直接雇用への転職事例は豊富にあるはずだが、派遣経験者向けの職務経歴書テンプレートはほぼない
- 代用するのであれば、キャリア式やプロジェクト式の職務経歴書テンプレートを利用するのが良い